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2016年8月24日水曜日

つくろう。

バストリオの今野さんと話す。 
気付いたら5時間経ってた。
でも時間は足りない感じ。

劇団は福岡で16年やったから、集団のいいところも悪いところも全部知っていて、今さらまた集団を組むことはたぶん無いけれども、こうして志を同じくする人たちと、ものすごくふんわりした物作りのネットワークを組んでおくことは、一人で全てやっている自分にとって、とても重要なこと。
集団にしなければ辞めたり解散したりもないし、必要以上に頼ったり頼られたりもない。それでもいつも同じことに疑問や興味を感じて、話し合ったり、時には一緒に作品に携わったりできる人がいるというのは、すごく贅沢な人生の宝物だ。

日本、JAPAN、東京、TOKYO、トーキョー、これまでの流れ、そしてこれからオリンピックまでの四年間にこれまで体験することのなかった大きな、でもたぶんオリンピックのキラキラの陰に隠れて誰も気付かない内に変わっていく日本にとって大切なものがいっぱい、いっぱい、ある。なんだかんだ言って首の皮一枚で繋がってきた日本の、その首の皮が本当に千切れてしまうかも知れない。だけど、それも面白いと思う。いくとこまで、いけばいいと思う。その姿を描くことが、自分には出来るから。いくとこまでいくまで、絶対に何も変わらないし、誰も何も気付かない。大恐慌が起きたときか、赤紙が自分の子供にきたときか、理由も分からずいきなり投獄された日か。そうなっても気付かない人って、怖いけど本当にいると思う。とにかくこの四年間を、作品というかたちで記録し続けていこうと思う。

撮りまくって、演じまくって。

自分の存在を、一番活用出来る場所でカタチで。
思っているほど、自由な時間というものは、自分たちには残されていないのかも知れない。そんな想いを共に出来る人たちと、ひとつひとつ、つくる。楽しんで、つくる。それでも絶対、作品には何かが映りこむから。これまでも、これからも、ばらばらにつくってるように見える自分の全ての作品はそうした考えで繋がっているから、それ込みで、つなげて見てもらえるとうれしいです。

さあ、つくろう!意気揚々と!
地べた這いずり回って!


『うん、芸術家は苦しむべきだ。そのほうがずっといい作品が生まれる!』
ラース・フォン・トリアー

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