Translate


出演情報

最新の出演情報などは以下のweb、Twitterにてご確認下さい。


webhttp://masanorikikuzawa.strikingly.com
Twitterhttps://twitter.com/renonremon

2015年12月27日日曜日

MISAHARADA HATS OFF!

POLA MUSEUM ANEEEXにて「MISAHARADA HATS OFF!」。
ロンドン在住の帽子デザイナー、原田美砂さんの日本初の個展。
たくさんの帽子とインタビュー映像が面白かったです。
このギャラリーはだいたいいつも写真を自由に撮れるのが良いところ。

2015年12月23日水曜日

YOKO ONO 「FROM MY WINDOW」

YOKO ONO 「FROM MY WINDOW」
@東京都現代美術館

清澄の街を歩いて東京都現代美術館へ。
SNACの通りに古本屋さんが増えていてうれしかったです。
美術館の地下のフロアがYOKO ONO一色、
初期の作品から現代の新作まで見応えのある展示でした。
1970年の実験映画「Fly」
ヘッドフォンをつけてYOKOさんの音楽を聴きながら、
歩き回って展示を楽しめるオープンなスペース
外に出て雲を眺める「Cloud Piece」
2013年の新作の映像「Arising」
特に「Arising」はシンプルな映像なのですが、
人類に起きた(今も起きている)悲惨な経験を、
時間や場所を越えて次々と思い起こさせてくれました。
「何故こういうことが起きるんだろう?」っていう単純な疑問を。
開いている窓を閉じて閉じ籠るような現代美術はとても苦手なのですが、
閉じている窓を開いてくれるようなYOKOさんの美術は最高に大好きです。
会場の所々に流れているYOKOさんの音楽がPOPでかっこよかった。


2015年12月21日月曜日

恐怖と欲望とアイズワイドシャットとローラパーマー


スタンリー・キューブリック監督の「恐怖と欲望」「アイズ ワイド シャット」を観る。
「恐怖と欲望」はキューブリック監督の初の長編劇映画、そして「アイズ ワイド シャット」は最後の長編劇映画。

「アイズ ワイド シャット」はイメージしていたのと全く違う映画で面白かった。
特に貸衣装屋での美少女と変態日本人のくだりが馬鹿馬鹿しくてよかった。
主演がトム・クルーズだったので内容が「バニラスカイ」とかぶる感じもしたけれど、こういう内容の映画は好き。
キューブリック監督のコメディとロックンロールの精神がしっかりと感じられる。
最後の映画も究極にインディペンデント。

「恐怖と欲望」は観ていて自分も早く映画を撮りたいと思わせてくれる映画。
ある状況の中で人間の精神がどんどん変化していく様を描くスタンスははじめっから変わっていない。「同じものは撮らない」というスタンスを生涯貫いた監督だからこそ、かえってはっきり変わらないものが見える。
外側は変わっても、撮り続けてきたものは変わっていないということが分かる。
本当に面白い人だ。

デビッド・リンチ監督の「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の七日間」も観る。
めちゃくちゃでよかった。
はじめに主役で出ていたいかした捜査官の突然の消息不明っぷり、ローラ・パーマーの完璧な二重人格ぶりも理解不能なくらい面白かった。
理解できない部分をあれだけ残しながら、映画を観る楽しみを途切れさせないサービス精神。
同じくリンチ監督の最高傑作(俺の中では)「インランド・エンパイア」で裕木奈江さんが終わりの方に脈絡もなくいきなり出てきて、ものすごく長いセリフをまくしたてるとことか、最高にかっこいい。
インタビューで何となく様子は分かるのだけれど、こういう映画がどうやって撮られたのかは、現場に入ってみない限りは絶対に分からない気がする。
いや、現場に居たらよけい分かんないのかも。

監督の頭を叩き割らない限り、その全貌が見えてこない映画、ドキドキする。

「アイズ ワイド シャット」だと貸衣装屋のシーンとか、ああいう監督が遊びで撮ってるとこにその映画の本質が出てる。
分からない、理解不能な、意味不明な、あるいは意味のない、混乱、混沌、不思議、不安、得体の知れない恐怖、そういったものを抱えながら、だけどキュートで、人を惹きつけてやまないもの。そういったものが面白い。

12月に撮った新作も完成。
でも次が見えてきた。
映画は映画なのだ。
テレビドラマとは決定的に違う何かがある。
そこを突きとめなくちゃ。
映画、撮ろう。早く速く。

「映画のことを大事にするのであれば、どうして他の誰かに監督してもらいたいと思うのか、私にはわからない。」スタンリー・キューブリック

「いやあ、“81/2”では結末は見えてこず、予告編を撮っている時に、思いついたのだ。だが“甘い生活”の結末もすべて予定していたものとはまったく違っていた。どんな風に終わっていたか、思い出しもしないのだが。」フェデリーコ・フェリーニ

2015年12月12日土曜日

「フィガロの結婚」劇評掲載

「フィガロの結婚」の劇評が日本照明家協会の会報に掲載されました。

2015年12月11日金曜日

実際に映画を作ってみること。

日々コツコツと映画の編集。
これで終わりというところはあるのだろうか。
からだひとつである程度いける演劇とは違って、
映画は機械とのお付き合いが永遠につきまとう。
分かんないことだらけ、だから面白い。
毎回作業しながら、「これ、撮影のときにやっておけば良かった!」とか「こんな簡単なことも前回出来なかったのか・・・」とか発見反省の繰り返し。
やり直しはきかない。だから次の映画をつくらなきゃいけないのだ。
特に経験からしか学ぶことのできない人間は。
黒澤明監督は生涯で31本の映画を撮った。
これからの10年でその数を越えていく。まずは作品数で巨匠になる。










「最高の映画教育とは、実際に映画を作ってみることだ。」
スタンリー・キューブリック

2015年12月9日水曜日

PFF福岡、4月29日より開催!

ぴあフィルムフェステイバルが福岡で来年4月に開催!
4月29日より3日間。
出演した清原惟監督の映画「ひとつのバガテル」が上映されます。
九州のみなさま、どうぞ足をお運び下さい!
【ニュース更新】
来年4月29日(金)より、3日間の開催です。
http://pff.jp/37th/news/2015/12/4293.html
招待作品は決定次第発表しますので、お楽しみに!
第37回PFFの新着情報[2015年12月08日更新] No.1337
PFF.JP

NODA・MAP 第20回公演「逆鱗」スポット映像

NODA・MAP 第20回公演「逆鱗」スポット映像です。
稽古も間もなく始まります。

2015年12月5日土曜日

空を飛ぶ二羽の鳥

映画の撮影が終わる。
考えては現場にむかい、考えの足らなさに我ながらびっくりしながら、みんなにいろんなことを教えてもらいながら撮影を終え、家に帰ってチェックと必要な部分の編集作業。
そしてまた朝が来る。
睡眠も足りなくなっていい具合に判断能力が落ちてきて、さらに映画の中に深く深く入り込んでいく。タイトルも決まっていない映画だけど、脚本という地図を頼りにみんなで旅をした。
その旅をひとつの詩にしていくのが、これからの編集作業。
フィクションだからこそ、いつもノンフィクションでい続ける。
はじめっから全部嘘。だから嘘つきたくない。

本当にいい脚本を書いてもらった。
10年以上前からの詩人の友人が初めて書いた映画の脚本。
まるで迷宮。こんなにもこんなにも深く読んでいけるなんて。
ひとつひとつのト書きに対して、映像で答えを出していく。
そのために探し続けた。そしてまだ探している。
小説になるのではなく、あくまで詩として。
小説を小説として映画にしていく作業には興味がないから。
つくるものも、生きているこの一瞬も、小説ではなく詩であり続ける。
人生は詩。空を飛ぶ二羽の鳥。

今回は出演者3人、1人はスタッフも兼ねてもらって、監督の自分を入れて4人で撮った。
9月に撮影した映画は3人だったから1人増えた。
スタッフはいた方がいいよ、とはよく言われるけど、「いた方がいい」くらいの人は自分はいらない。「この人しかいない」って心から思える人だけいてくれれば映画は撮れる。
せっかく大好きなことをやるんだから大好きな人だけでいい。

菊沢組の集合写真。
バストリオの今野さん、橋本さんと、映画監督のゆいちゃん。
今野さん、橋本さんも映画監督としてキャリアがあり、今野さんの映画はドイツでも上映されている。ゆいちゃんは2年連続でぴあに入選している注目の映画監督。
全員が映画監督であり、尊敬する友人であり師。
今回どれだけ映画を押し上げてもらったことか。
感謝。

本当にいっぱい話したな。
さあ、またつくるぞ。






2015年11月28日土曜日

光の水たまり、幾千の光の乱反射

昨日まで2日間に渡って受講したポーランドのTeatr ZARによる俳優向けワークショップ「俳優の身体」。大学の講義を聴いているかのようでした。
ひとつどうしても理解出来ない言葉というか概念があって終始そこに引っかかっていた感じ。
2日間では当然のことながら足りませんでした。

1000の言葉があったとして、ただそれを説明するのは意味がない。
光の水たまり、幾千の光の乱反射。
言葉のないところにいかに詩(ドラマ)を持ち込むか。

足りなかったからこそ、そこに考える隙間がいっぱいです。
もうすぐ撮影をはじめる次の大切な映画に、しっかり込めていきます。

2015年11月26日木曜日

グロトフスキのワークショップ

今日は東京芸術劇場のカフェにてアンジェリカとシンド、そしてワークショップメンバーと再会を祝うティータイム!
精神的にも体力的にも過酷な1週間を共にした仲間たちと久しぶりに良い時を過ごしました。

そして午後はそのまま芸術劇場の地下にあるリハーサルルームへ。
ポーランドのTeatr ZARによる俳優向けワークショップ「俳優の身体」に参加しました。
Teatr ZARとはポーランドのヴロツワフという町を拠点に活動する劇団で、代表兼演出家のヤロスラフ・フレト氏はグロトフスキ・インスティトゥートの代表も務めています。

グロトフスキと言えば本でしか読んだことのない演劇の伝説。
そのワークショップはとても明解かつとても考えさせられるものでした。

内容自体はどこかでやったことがあるようなシンプルなものですが日本でよくやっているものとは意味合いが少し違っていて、その違いが面白いと思いました。
きっとこうしたワークショップのワークには源流みたいなものがあって、そこから少しずつ分岐し変化しながら遠い国々まで流れ着いていっているのだろうな。

そしてまたヤロスラフさんが喋る喋る。
それはまさに「1分間で100万語」。
ヤロスラフさんの言葉を文字にするだけで分厚い本が一冊出来そうな勢いです。
通訳の方も大変だし、自分にとってもとても良い英会話のレッスンになっています。

大きなワークはふたつくらいしかしてないのに3時間があっという間に過ぎていきました。

たくさんの刺激的な言葉をもらいましたが、その中でも特に気に入っているのが「俳優は自分自身のドラマツゥルクであり演出家でなければならない」という言葉。
俳優はいつでも誰の作品であっても自分自身のやることは自分で決めていかなくてはいけないし、その選択においてきっちりと責任を持って舞台に立ち続けなくてはならない。

当たり前なんだけど、とっても大切なこと。

それは演出家に従わないということでは決してありません。
そしてそもそも舞台をつくる、何かをつくるという行為は主従関係によって行われてはならないと思います。そうなってしまったとき、ものをつくるとういう行為の中にある一番大切なものが死んでしまう。もしくは死んでしまったから、そういう関係性の中に逃げ込もうとしてしまうのかも知れません。

どんな時も自分で考えているからこそ、演出家の言葉をより深く理解することが出来る。
「お人形さん」みたいな役者を好む演出家さんも確かにいるとは思いますが…。

このワークショップは2日間。
明日も言葉のシャワーです。
いい言葉にたくさん出会えますように。

わかってもらえるさ

バストリオの今野さんと久しぶりに会う。
酒でもと思っていたが、結局ファミレスで5時間半ほど話し続ける。
酒は必要ではなかったみたい。

話が出来る人がいる。

その人としか出来ない話がある。
その人としか出来ない話がしたい。

ものづくりの考え方が似ているようで切り込む角度が違う。
だから話すたびに自分にこびりついてた無用な垢が落ちていく気がする。

大切なように見える大切でないもののために踊らされないように。
一人でいることの方が本当は一人ではないんだ。
つくろう、つくろう、つくっていれば、必ず誰かとつながっていく。

バストリオのオーディションが12月にあります!
http://paru3816.wix.com/busstrio


「曲を作ること以外趣味なんてないよ」 ジョン・レノン



2015年11月23日月曜日

アンジェリカ・リデル

昨夜はアンジェリカ・リデルの舞台を東京芸術劇場に観に行く。
いいとか悪いとか、観に行くべきとかそうでないとか、そういう次元の舞台ではないので、自己判断で責任を持って観に行けばいいものだと思うけれども、先日ワークショップ公演に参加した経験から見ると、この作品はアンジェリカの作品の中でもかなりエンターテイメント性の強い、毒のない観やすいものではないかと感じた。
舞台上に起こる痛みのすべてがほぼアンジェリカのみにのしかかっていた。
もっともっと強烈で、危険で、怖ろしいものが観たいと思った。
日本のフェスティバルでは限度があるのだろうなとは思うけれども、もっともっとすごいものがあるのだから今の日本人にこそそういうものを断固無理矢理押しつけるような毅然としたフェスティバルが欲しい。
そう感じるのも先日のワークショップ公演がアンジェリカの次の新作のクリエーションに関わる強烈なものだったので、その印象が心身に強く残りすぎているからだと思う。そのワークショップ公演でさえも結局クローズドになってしまった・・・。
どうせレースを走るのなら、一番速い車で走りたいという欲求。
公演後、アンジェリカはホテルに戻っていたため、シンドや他の出演者たちと飲みに行く。
韓国・中国・スペイン・フランス・日本・・・。
多国籍感がすごいが、アンジェリカの集めた人たちなのでいいフィーリング。
それにしてもアンジェリカはすごい。絶対に丸くなって欲しくない。
このまま永遠に世界を呪詛し罵倒し続けて欲しい。
12月に撮影する次の映画に向けてとても静かな覚悟がとれた夜。

『地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)』
作・演出・美術・衣裳:アンジェリカ・リデル

2015年11月22日日曜日

我らがマエストロ、NHK SWITCH に登場!

オペラ「フィガロの結婚」の指揮者である我らがマエストロ、
井上道義さんが12月5日放送のNHK SWITCHに出演されます。
「フィガロの結婚」の映像も流れるかも??
とにかく個性的な人なので、その人柄をお楽しみ下さいませ!
井上道義 Official Web Site
12月5日 NHK SWITCHインタビュー 達人達に井上が登場!
「井上道義×須磨久善」Eテレ 午後10時00分~午後11時00分
■SWITCHインタビュー 達人達(たち)「井上道義×須磨久善」

2015年11月21日土曜日

オペラ「フィガロの結婚」BSプレミアムにて放送決定!

そしてつい先日、熊本での千秋楽を終えたばかりのオペラ「フィガロの結婚」も放送が決定しました!
こちらもどうぞお見逃しなく。
野田さんとモーツァルトの出会いは起こるべくして起きた奇跡。
多幸感が凄まじい勢いで押し寄せてきます。
どうぞお楽しみに!

プレミアムシアター
「フィガロの結婚」〜庭師は見た!〜【5.1サラウンド】
12月13日(日) 24:10〜
NHK BSプレミアム
(収録: 10/22,24 東京芸術劇場)
http://www4.nhk.or.jp/premium/

NODA・MAP第19回公演「エッグ」再放送決定!


今年頭に出演したNODA・MAP第19回公演「エッグ」の再放送が決定しました。
次の「逆鱗」の前にぜひご覧下さいませ!

12/7(月)0:00~4:58(日曜深夜)
NHK BSプレミアム「プレミアムステージ」
前半 00:00~02:41  二兎社『鴎外の怪談』(解説つき)
後半 02:41~04:58  NODA MAP『エッグ』(解説なし)

2015年11月18日水曜日

「フィガロの結婚」ご来場ありがとうございました。

オペラ「フィガロの結婚」無事に終演いたしました。
ご来場の皆様、本当にどうもありがとうございました。
千秋楽は野田さんも来場し、カーテンコールもまた一段と盛り上がりました。
熊本での千秋楽後も北九州・福岡と故郷をめぐる旅をして帰京。
大事な友人たちにも会えたいい旅でした。

次回は出演している映画「ひとつのバガテル」の上映です。
11月28日12:25〜、若手作家の登竜門「TAMA NEW WAVE」での上映です。
ぜひご来場下さい!

第16回TAMA NEW WAVE コンペティション部門ノミネート作品
「ひとつのバガテル」 監督:清原惟
11月28日(土)12:25〜13:42 
会場:ヴィータホール(ヴィータ・コミューネ8階)
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」西口より徒歩2分 
第16回TAMA NEW WAVE | 第25回映画祭TAMA CINEMA FORUM

2015年11月13日金曜日

明日(14日)は舞台の千秋楽&映画の上映の日。

さあ!明日はいよいよオペラ「フィガロの結婚」の大千秋楽です。
めでたいめでたい!ご来場のお客様、どうぞ楽しんでいって下さいませ。
明日は同時に、出演している映画「ひとつのバガテル」名古屋での上映の日でもあります。
別な場所でいろんな人に会える喜び。「ひとつのバガテル」監督の清原惟さんも来場しますので、ぜひぜひいろんな話に花を咲かせて下さいませ!
第37回PFF コンペティション部門【PFFアワード2015】上映作品『ひとつのバガテル』
PFF.JP

2015年11月12日木曜日

劇団きらら「ガムガムファイター」

昨夜は熊本にあるギャラリーキムラにて、劇団きららの「ガムガムファイター」を観てきました。
昨年2月に出演した「シラノ・ド・ベルジュラック」で一緒だった生まれも育ちも同郷の有門正太郎さんも出演していて、今この時期にこの場所で初日に足を運べるのはこれも何かの縁以外にありません。
まず会場に入って最前列中央に座りパンフを開き、そこに書かれている主宰で作・演出の池田美樹さんの文章を読んですでにもう泣きそうになりながら芝居の幕が開きました。
それはもう最高にすさまじい芝居でした。
今、思い返しても声をあげて泣きそうになるシーンやセリフが、愚直という言葉がよく似合う丹念さで積み重ねられており螺旋を描いて上昇しながら潮が満ちていくように、砂浜で寝ているうちにいつの間にか波にさらわれるようにして感情の深い海の底にのまれていきます。
「つくる」ということがどういうことなのかを強い痛みとともに教えてくれます。
この舞台をつくるためにどれだけの代償を払ったのだろうか。
こんな風にものをつくり続けたいし、こんな風にものをつくる人たちとものをつくっていきたい。
いや、つくり続けるのだ、つくっていくのだ。
シラノの初演再演と人生の節目で挑み続けた舞台で一緒に戦った人たちが、まだこっちで戦いながらもがき続けてひとつの舞台として結晶してかたちにし続けてくれている。
どんだけお金があったって、どんだけ地位や名声があったって、こういう作品がつくれなかったら、その人生は無意味だ。
なにをつくりたいのか、何を求めているのか、もっともっとソリッドになって突き詰めていこう。
自分が出て行った九州に、そう思わせてくれる人たちがいたんだってことに改めて気づく。
カスカスの薄っぺらはごめんだ。
どこを切ってもそこから血が噴き出すような、本当に生きているものをつくるんだ。
本番観たあと、みんなで飯食って、有門さんと二人で歩いて帰って、ホテルの前での別れ際、たぶんこれでまたしばらく会うことはないけれど、違う場所で、それでもお互い絶対につくるもののテンションは落とさないぞっていう決意を無言で確かめ合った。
一番辛い時期をお互い知ってるからね。

そこそこのものばかりがいくつもある必要はなくて、本物がひとつかふたつあればいいんだ。
本当に、それでいいんだ。
九州になぜ来たのか、このためだったのかな。
これだけ書いても昨夜の感動は一割だって描ききれていない。
とにかく今、何をおいても観てみて欲しい舞台。
熊本公演は11月17日まで。
福岡公演は12月5・6日です。
クリック→ 劇団きらら: ホーム

2015年11月9日月曜日

フィッシュマンズの波が

熊本へ。
久しぶりの上通下通り、記憶を頼りに昔行った本屋さんなど巡る。

長崎書店で「人間展」というイベントのチラシを見つけて行ってみようと地図を見たら、滞在先のホテルの隣にあった教会みたいな変な建物でやってたのでさっそく戻って行ってみる。

そこの一階は「ポアンカレ書店」というセレクト古本屋さんなのだけれども、月に数回しか開いてないようで残念ながら滞在中は行けなさそう。
その二階のギャラリーみたいなところで「人間展」はやっておりました。

この建物はオーナーさんが長崎にあった教会を模して建てた元ガソリンスタンド(なんだそれは!)なのだそう。

入ってみるとフィッシュマンズがかかっている。
宮崎でも友達が車の中でフィッシュマンズかけてたし最近フィッシュマンズ聴く率高し。
仙台で行った台湾レコード研究会でも「台湾ではフィッシュマンズが人気だ」という話を聞いたし、これからなんか再び波がくるのかなフィッシュマンズ。

「人間展」では話題のモンド君のグッズがあったので缶バッジとポストカードを購入。
モンド君のお父さんのボギーさんはミュージシャン。昔レギュラーで出演してた博多の「ライブハウス照和」で曜日は違ったけれども個性的な面子が揃い踏みしていたあの熱い時期を共に過ごした人。

右も左も分からぬ二十歳の時にボギーさんのバンドのメンバー募集のオーディションを受けたなあ。いい思い出だ。来週ひょっとしたらボギーさんとモンド君が会場に来るかもとのことなので会えたらばうれしいなあ。


2015年11月8日日曜日

Go Go Round This World!

オペラ「フィガロの結婚」宮崎公演、無事終了しました。
ご来場のお客様、どうもありがとうございました。
今日は宮崎の若手演劇人のみなさんがわざわざ挨拶に来てくれたり、福岡で演劇をやってる方がご当地合唱団に入っていて帰り際に挨拶してくれたり、九州でがんばっている人たちに会えてとても嬉しかったです。
16年という長い時間を福岡での演劇活動に費やした自分にとって、九州は永遠のホームグラウンド。自分のやりたい芝居をとことん追求し続けた九州での時間が、かけがえのない財産となって今の自分を支えてくれているのをひしひしと感じます。

とことん自分を、自分たちを貫いてって下さい。
ここでやれれば、どこでもやれる。
ここでやれないことは、どこにいってもやれない。
変な幻想に踊らないで、ここにいることに、いつも誇りを持って。
来るべき時が来たら、いつでも飛び出せばいいんだから。
懐は深いぞ、九州!

ついに明日は熊本。
フィガロツアー最後の地。
最高の舞台を持っていきます。
旅から旅へ。
Go Go Round This World!

2015年11月7日土曜日

南国宮崎

南国宮崎。
東京から来ていったセーターやジャケットはもう必要なく温かな海に迫ってくる雲はなぜかまだ入道雲。
季節はまだ夏。
九州に生まれたことを誇りに思います。

宮崎県立芸術劇場のプロデュース公演で何度か滞在した宮崎なので、懐かしい場所や味を確かめながら歩きます。

栄養軒のラーメンと蜂楽饅頭を食べた後、よく通っていたお米屋さん「福田米穀店」にてえびの産の無農薬合鴨農法米を購入。

安くていい米を自分の好きな分づきで買えます。
美味しいお米と味噌汁があれば、とりあえず安心。
ツアーは本当に食べ物が死活問題です。

さあ、明日は「フィガロの結婚」宮崎公演です。
どうぞ楽しんでいって下さいませ!

2015年11月6日金曜日

出演作「ひとつのバガテル」愛知にて上映!

出演作「ひとつのバガテル」は11月14日(土) 18:30~上映です。
同時上映は『みんな蒸してやる』。上映後に清原 惟監督が来場予定です。 とてもキュートな監督なので愛知の皆様、ぜひとも応援よろしくお願いいたします!

【ニュース更新】
来週に迫った「PFF in 名古屋」に向けて、イベント情報ページをアップしました。
http://pff.jp/37th/news/2015/11/12pff-in.html
入選監督4名のほか、『唇はどこ?』のトークも予定しております。どうぞお楽しみに!

Wearable Comedian

出演させていただきました。
かぶるだけで誰でも面白くなれるカツラ型IoTデバイス
「Wearable Comedian by よしもとクリエイティブ・エージェンシー」
ぜひ使ってみて下さいませ。
吉本芸人さんの力で日常が面白くなりますよ!
抽選で無料体験実施中です。
かぶるだけで誰でも面白くなれるカツラ型IoTデバイス「Wearable…
WEARABLECOMEDIAN.JP

2015年11月5日木曜日

アナログりんご

秋晴れのいい日が続くが、昨日は結局家から一歩も外に出ず。いや、出られず。
映画編集の最終作業で音をある程度仕上げ、DVDに焼こうとしたら焼けない。
そのうちDVDのアイコンが使えなくなって何だかおかしなことになってる。
アップルに電話をするが、ファイナルカットの担当者とつながらず30分待ち。
教えてもらったところ、これまでのやり方がそもそも間違っていたことが分かる。
これまでそれで焼けてたのは何だったのだろう。
間違ったやり方でもけっこうなんとかなるのがMAC。
意外とアナログでひとつの動作にいろんなやり方がありやり方は人によって様々なのだろう。
今のところはマックサポートは無料なので、使い倒してなるべく身につけておかなくては。
気付いたら外は夕暮れ。なんとかDVDが一枚。いやいや。
さあ、明日から宮崎。九州に里帰り。ブルー・ミーニーを追っ払え!

宮崎公演の詳細はこちら⇩
モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」~庭師は見た!~新演出

2015年11月3日火曜日

ニキ・ド・サンファル展
























六本木の国立新美術館で開催されている「ニキ・ド・サンファル展」へ。
カラフルで巨大な作品群とそこにこめられたたくさんのメッセージが渾然一体となって会場からはみ出しています。

もっともっと女性が女性であることを大切にし、男性も女性も自分の中にある女性性を大切にしていかないと社会がどんどん枯渇していってしまうというメッセージに同感。

子供の頃に父親から性的虐待を受け、心を病みながらも芸術に出会ってその事実と向き合い、射撃絵画によって破壊し、乗り越え、ついに見出した自分の中の女性性を形にし続け、その女性像は限りなく巨大化していき、最後はその女性像の胎内に安住の場所を見出したニキ。

男社会にはもう飽き飽き。
もっと早く真の女性社会が到来するように祈ります。

イタリアのトスカーナにあるというニキが手掛けた彫刻庭園「タロット・ガーデン」。
タロットカードにちなんだたくさんの巨大建築物たち。
ニキは実際にその中のひとつに住みながらこの庭園を造り上げていきました。
4月から10月までの限られた時期のうち、日に数時間しか公開されていない庭園だそうですが、いつかイタリアに行ったときには必ず訪れてみたい場所です。

「政治的なものは少しも正しくなく、正しいものは少しも政治的でないような気がします。」

「私は、個人を抑圧し、同じように考え、行動することを人々に強いる社会が心配です。(私にとってではなく)」

ニキ・ド・サンファル


現代ではもう誰も強いていないのに、自分で自分を抑圧し、自分からみんなと同じように考え行動するように社会全体がなってきている気がします。

ニキのように警鐘を鳴らし続けたアーティストがいたということは非常に重要だと思います。
人間は、男は、女は、そもそもみんな自由なんだということを。

「はりぼて作家」という批判を受けながらも自分の道を貫いて、生涯をかけて戦い続けた女性アーティスト、ニキ・ド・サンファル。
たくさんの女の人に知ってもらいたいアーティストです。

12月14日まで。
クリック→ニキ・ド・サンファル展


2015年11月2日月曜日

雨と映画

今朝はボリス・ヴィアンの歌を聴きながら。
無名の頃のセルジュ・ゲンズブールに強い影響を与え、
かつセルジュの才能をいち早く見出していたボリス・ヴィアン。
才能は自然にお互いをひきつけあいながらつながっていくもの。

東北から帰京。
土砂降りの雨で気温が下がって昨日の仙台よりも寒い。
東北もこれからどんどん寒くなるのかな。
今回の東北は秋晴れの暖かい日々でした。

家に帰って新しく買ったカメラと対面。
中古の一眼。
冬に撮る映画ではこちらも使おう。

撮っていきたいものは他にもいくつかある。
それらは脚本にはなりそうもないとりとめのないものだから、
撮って繋ぐことで映画にしていこう。

9月に撮った映画もだいぶ仕上がってきた。
画は落ち着いてきたのであとは音だ。
全編野外ロケだったので、予想通り音に苦戦。
少しでもクオリティを上げていこう。

撮影時に音をいかに撮っていけるかが今後の課題。
画よりも音の重要性の方が高いということを痛感しながらの編集作業。
こつこつ、こつこつと。

出演している映画「ひとつのバガテル」が神戸にて明日上映されます。
祝日の朝なのですが、お時間ありましたらぜひ足をお運び下さい。
TAMA NEW WAVE コンペティション部門ノミネート5作品にも選出されています。
八百屋の役でちょこちょこ出てきます。

「ひとつのバガテル」監督:清原惟
11月3日(火・祝)10:45〜 神戸アートビレッジセンター
第37回PFF コンペティション部門【PFFアワード2015】上映作品『ひとつのバガテル』
PFF.JP

2015年11月1日日曜日

「フィガロの結婚」名取公演終了!

「フィガロの結婚」名取公演、無事に終了しました。
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました!

帰りの新幹線を待つ間、気になっていたラーメン屋さんへ。
茶色いスープにとろとろのチャーシュー、葱が入れ放題だったので最後は葱スープ。
美味しいラーメン、仙台最後の味。

少し休んで今度は南へ。
九州ツアーが始まります!
宮崎、熊本、完売御礼!
どうぞお楽しみに!

2015年10月31日土曜日

「台湾レコード鑑賞会in仙台」

せんだいメディアテークでの展示を見終わってから、昨日も行った古本屋「火星の庭」さんへ。今夜はイベント「台湾レコード鑑賞会in仙台」がやっていたので、とびこみで入れていただきました。

岸野雄一さんと坂田律子さんが台湾を駆け回って集めた台湾レコードの選りすぐりを紹介しながら、その魅力を語り倒すという強烈なイベント。台湾には舞台「片腕」の上演でしばらく滞在したことがあったのでその思い出と共に楽しませていただきました。

台湾からの留学生の方やいろんな人と友達になれて、東北の楽しい秋の夜長を過ごすことが出来ました。

「火星の庭」いい店でした。
仙台来るときは必ず寄ります。

「火星の庭」で見つけたチラシを頼りに行ったメディアテーク前にある喫茶ホルンさんもいい本がたくさんあっていい店でした。どこに行っても面白い人たちは確実にいてそこでなにかをやっている。

希望だ。

いろいろ吸収させていただいたので明日はそのお返しです。
「フィガロの結婚」名取公演、どうぞお楽しみに!

東北LOVE!

「物語りのかたち 現在に映し出す、あったること」

























せんだいメディアテーク6階ギャラリー4200にて今日から始まった「物語りのかたち 現在に映し出す、あったること」に足を運びました。


これは、怖かったです。
特に漫画「ぼのぼの」で有名ないがらしみきおさんの展示が怖くて逃げ出したくなるくらいでした。

同じ部屋がいくつも連続していて、でも少しずつどこか違っていて、その違いに気付く度に部屋を往き来して、その違いが何なのかをつかみたくてでもつかめなくて、その内こちらの心の触れられたくないとこに触れられているような気がしてきて、他に人が誰もいなくてたった一人でさ迷い続けて、どんどん底無し沼にはまっていってるような気がしてきて怖くて怖くて、でも先を知りたくて進んでしまう。
よく考えられ、よく練り込まれ、よく仕上げられた素晴らしいインスタレーションです。

他の展示も素晴らしくクオリティが高くて、これが300円でいいんですかと聞きたくなりました。説明をまったく読まずに見ていたので、製作意図とは全く違う読み方をしながら見ていたのですが、それがよかったと思います。

人の魂や心や存在はその人がいなくなってもいつまで残り続けるのだろうか、ということにアプローチしてるのかなあなんて勝手に考えながら見てました。
これはぜひ見て欲しい展示です。
きちんと意思を持って、手間をかけて3人がひとつの方向に向かおうとしている様を感じました。

東北のみなさま、ぜひ!
おすすめです。

空に東北。

名取市文化会館へ。
最終の場当たりを終えて、あとは明日の本番に向かうのみ。

杜せきのした駅のホームから空を見上げる。
東北の空だ。

2015年10月30日金曜日

火星の庭へ

仙台。
行きたかった古書店「Book cafe 火星の庭」へ。
なかなかお目にかからない本がたくさんありました。

映画関連の本が欲しかったのですがなかなか見つからず、不安になりながら少しずつ棚を進んでいくと店の奥の最後の棚にありましたありました。

いい品揃えです。
テオ・アンゲロプロス監督のシナリオもありましたが、残念ながら高価過ぎて買えません。
しかしそれでも絞りに絞って4冊。

「ゲンズブールまたは出口なしの愛」
「フェリーニ、映画を語る」
「映画監督という仕事」フェデリコ・フェリーニ
「ラース・フォン・トリアー スティーグ・ビョークマンとの対話」

本にはなるべくお金をかけておきたいもの。
棚ごと買い取りたいくらいです。

カレーと珈琲のセットをいただきながら読書。
珈琲がまた味わい深し。

それから歩いて、これも一度行ってみたかった「せんだいメディアテーク」へ。
残念ながら催しは明日からで今日は何もやっていませんでしたが、中はポンピドゥーセンターみたいなかっこいい建物でした。

明日からまた劇場入り。
「フィガロの結婚」名取公演、いよいよです!
チケットたぶんまだあります!
チケットが取れるのは全国で名取だけ。
ぜひ遊びに来て下さいませ。

book cafe 火星の庭

ゲンズブール。今日やっとあなたのいい本を手に入れた。
パリでお墓参りしたなあ。
世界で一番かっこいいオヤジ。

「フィガロの結婚」山形公演、無事終了!

「フィガロの結婚」山形公演、ご来場ありがとうございました!
舞台のスケールがいつもと違うというのがありましたが、無事に終えることができました。
あたたかい拍手で迎えていただきありがとうございました!

小屋入り前に昨日行ったJAZZ喫茶へ。
本当に気に入った場所には通い詰めるのが、旅の流儀。
お客さんがいなかったので、ギリギリまでマスターと話しこんでおりました。
若い頃、JAZZの神様と崇められるドラマーのマックス・ローチやビリー・ホリデイの伴奏をつとめた名ピアニストのマル・ウォルドロンを山形に呼んだ話、シーメンスのスピーカーの話、日本がまだまだ熱かった時代の話、今の日本の政治や経済の話などなど話は尽きません。
フィガロの話をしたら、モーツァルトの手書きの楽譜の複製を持ってきてくれました
きれいにきちんと書かれた楽譜に天才モーツァルトの息遣い。

筋金入りのJAZZ好きのやっているJAZZ喫茶、ここは本物です。
山形市旅篭町のJAZZ喫茶「珈琲園」ぜひ足をお運び下さい。
ただJAZZがかからず、ずっとラジオの日もありますが、
頼めばきっとJAZZをかけてくれるはずです。

近くの古本屋「香澄堂」にて「詩人 金子光晴自伝」と「都市の黒人ブルース」を購入。
まだまだ恋しい山形ですが旅は続きます。
いざ仙台。

2015年10月29日木曜日

PFF in 神戸 いよいよ明後日から!

ぴあフィルムフェスティバルin神戸、いよいよ明後日より開催です。
入選している出演作「ひとつのバガテル」の上映は11月3日(火・祝)10:45〜、
神戸アートビレッジセンターにて。
他の入選作品も面白いものばかり。
関西圏のみなさま、ぜひご来場下さい!

2015年10月28日水曜日

ハーモニカおじいちゃん。

そして本日一番インパクトのある出会いだったのがハーモニカおじいちゃん。
せせらぎの流れる道端でずうっとハーモニカを吹いていました。

カメラを向けるとポーズしてくれ、ビデオカメラを向けるとお喋りを交えて2曲ほどさらりとやってくれる可愛らしいおじいちゃんでした。

話は山形訛りでほとんど分からなかったですけど、小学生のときからハーモニカを吹いてきたということと「幸せでいなさいよ」と何度も何度も何度も言ってくれてたのが印象的でした。

長生きしてね、おじいちゃん!

しかし山形には先日のストリートミュージシャンもそうだし、公園でバイオリン弾いてる人もいたし、街を歩いていると色んなとこから音楽が聴こえてくる。
何か音楽に縁のある街なのかな。オペラもこうして呼んで下さるだけあって。

そしてまた出会う人がみんな純朴で人懐っこくて、気に入ったらすぐ友達になって話し込んでしまう感じ。

旅人には堪らない街ですね。
旅の醍醐味はその街でしか味わえない孤独と出会いです。

旧山形県庁舎へ行く。


















こけし館の方に強くすすめられた「旧山形県庁舎」へ。
ここはすごいです。
1916年に建てられたアールヌーボー様式が色濃く残る珍しい建造物で、壁紙の意匠はウィリアム・モリスの世界そのものです。

アールヌーボーの香りをここまで感じさせる建物にはなかなかお目にかかれないので、じっくり堪能させていただきました。

ここまでくると擬洋風ではありません。
パリで見た建築に一歩もひけをとらない立派な建築物です。
見ることが出来てよかった。

こちらも入場無料。
山形に来たらここは必ず見ておいた方がいいです。