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2013年11月18日月曜日

“Urban Odyssey” HUMONIUM 短編上映会+出展作家トーク

「MIWA」マチネ終了後、神田にHUMONIUMという団体の自主映画の上映会を見に行きました。 東京芸大のメンバーが中心となっている映像団体で、メンバーの一人である横川さんは6月に出演した「帝国の建設者」の舞台映像を撮影してくれた方です。

劇場を出て丸ノ内線で後楽園駅へ、東京ドームを横目にどんどん歩いて会場にたどり着きました。19時に上映を開始して、アフタートークも含めて終了は22時という何とも密度の濃い上映会でした。

作品はドラマ系のものと実験的なものとが半々で、難しくて分からないところもありましたが、上映後のトークを聞いて、何をしようとしていたのかを知る事ができて面白かったです。
上映前に何らかの作品の情報があれば、見方が分かってもっと楽しめたかも知れません。

色々気になる作品がありましたが、一番好きだったのは青柳菜摘さんの「孵化日記Ⅱ」で芋虫好きの彼女の芋虫を観察する日々と、芋虫を探す沖縄旅行を追ったセルフドキュメンタリーです。

次から次に色んな種類の芋虫が、しかもかなり変な形の芋虫が、大画面にところ狭しと登場し、その芋虫への愛を独特の語り口調で淡々と説明していくというシュールな物語が沖縄旅行を通して、芋虫からもっと大きな自然への讃歌へと転調しつつ、また芋虫に戻るという何か壮大なものを感じました。

本当に好きなものを撮れば、それがどんなに小さくて、たとえ人が気持ちが悪いと思うものでも、普遍性を持った物語になっていくのだなと痛感しました。

上映後も芋虫の話となるとぱあっと顔が輝く彼女を見ていると、自分がこれから撮る映画にも大きな希望が見えてきます。

「孵化日記」のⅠも見なくては。

アフタートークで出てきた、「映画のカメラには2種類ある。記録するために前に出てくるカメラと、ドラマを撮るために姿を隠そうとするカメラと」という話などはとても興味深かったです。

また上映会あるときは見に行きます!


そういえば、黒沢清監督作『Seventh Code』(日本公開未定)が、第8回ローマ国際映画祭で監督賞と技術貢献賞を受賞しましたね。日本作品による同映画祭の受賞は今回が初だそうです。

黒沢監督といえば、つい最近、これも神田でのトークを聞きにいったばかり。
熱いぞ、神田。

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